先日、短期保有しているPR TIMESで『募集新株予約権の発行に関するお知らせ』なるものがIRで発表されていました。すると、翌日に株価は大きく下落をしました。そこで、なぜ株価は下落したのか。ざっくり理由を調べてみました。
《 新株予約権とは 》
まず、新株予約権とは『あらかじめ定められた条件で、株式の交付を受ける事ができる権利のこと』だそうです。主に以下の4種類があるようです。
①ストックオプション(従業員等の報酬として通常は無償で付与)
②募集新株予約権(資金調達の手段として有償で発行)
③新株予約権付社債・転換社債型新株予約権付社債
④買収防衛としての新株予約権
PR TIMESの場合、有償ストックオプションとの事なので、①②両方の性質をもつ物のようです。内容的には①の性質が強いように感じます。
《 新株予約権の発行が株価に与える影響 》
新株予約権の発行は、株式の交付を受ける事が出来る権利を発行すると言う事なので、将来的に発行済株式数が増える事になります。よって『株式の希薄化』につながると考えられているようです。『株式の希薄化』とは一株当たりの利益が下がる事と考えてよいのだと思います。発行済株式数が増えると、当然一株当たりの利益は下がります。それは既存株主にとっては都合の悪い事です。だから、基本的に新株予約権の発行により株価は下落する事が多いようです。
PR TIMESも株価は見事に下落しました。単純に考えると、これは『株式の希薄化』につながると、既存株主がマイナス材料と捉えた事によると言えそうです。
ざっくり調べただけなので、おそらくまだまだ奥深い事もあるのだと思います。単純に考えてはいけない面もあるように思います。PR TIMESの発表も私は単純にマイナス材料とは受け取れません。今後も随時しらべて行くつもりです。
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